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2012年5月29日 (火)

開発成果の事業化について(3)

今回は、大学の皆さんとお会いした感想。

■大学・TLO

大学のTLO(技術移転・ライセンス部門)はそれぞれの事情や背景によってさまざまだ。少しうまく行っている大学もあるし、ほとんど成果をだせていない大学もある。全体でいうと成果がでていない大学が圧倒的に多い。成果が出ているとされる大学でも、中身を見ればスーパースター的な教授が一人いて、その人の成果を企業にライセンスして、それが成果の大部分を占めるというケースもある。

大学のTLOの主な活動は、特許のライセンスとその管理である。いきおい、知的財産部門がTLOを兼ねている大学も多い。これは、日本の大学からはスピンアウト(大学を離れて起業すること)が非常に少なく、TLO(大学)の資産としては特許くらいしかないという事情もある。

一方で、産学連携本部といった部門を持っている大学も多く、企業から招へいした経験者を特任教授として部門の運営に充てているケースが多い。企業での経験と大学のカルチャーのギャップに苦労している人もいる。こういった部門が、起業を積極的に後押しできるようになることが期待される。

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