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2013年6月 3日 (月)

ななめから見た今年のSID(3)

 

SID 2013 の展示会にあった、ちょっとマイナーだけど気になるデバイスの3回目。

 

 

■篠田プラズマ(株)

神戸にある会社で、フレキシブルなプラズマディスプレイを展示。「えっ、何でいまさらプラズマなの? フレキシブルって、どーいうコト?」というのが、管理人の最初の疑問。ところが話を聞いてみると、これがとってもユニークだ。

 

たとえば、1m x 2m の表示画面で、ピクセルサイズ 3mmという。

1mm径のガラス管に蛍光体とガスを封入、ガラス管をPETフィルムに並べてシート状に組み立てる。電極はガラス管の外側から配置。言葉で書いても分かりにくいので、写真と図を見てもらいたい。

 

Shinoda1
Shinoda2

 

 

 

特徴は、消費電力が小さいこと 約200W/m2 42"サイズで約100W)。ピクセルサイズが大きいので、通常のプラズマTVよりも駆動電力を抑えても十分に輝度が得られるため、という。さらに、駆動電力を抑えているので、焼きつきが起こりにくいらしい。

 

 

 

ガラス・チューブを使った構造がユニークだ。プラズマの弱点である消費電力と焼き付きをともに抑えたのもスゴイ。価格はやや高めだが、今後の生産体制の増強などでコストダウンの可能性も秘めている。

  

 

ちなみに、東京では渋谷のヒカリエ ShinQs に設置してあるそうだ。

 

 

 

 

 

Strategic Polymers

 

高分子アクチュエータの材料メーカー。デモ用として、ハプティック・キーボードを展示。実際に触ってみた。ハプティック・フィードバックといえば、LCD画面に組み込んで、タッチパネルの操作に合わせて画面を振動させるデモが一般的だが、この会社はペラペラのキーボードを作った。ひとつひとつのキーは、わずかに盛り上がった感じで、指で押すと振動が伝わって、キーを押したことが確認できる。FSR(抵抗式圧力センサ)と組み合わせて、キーの入力とフィードバックの機能を実現している。また、このデモ機はBluetoothでスマホに接続していて、スマホの専用アプリで振動のモードを設定できる。(デモ用ということで、スマホへの入力装置にはなっていなかったのが残念。)ペラペラに薄いし、キーを押した感じもなかなかいいので、iPadの入力用として使えそうな感じがする。(この会社は材料を売ることがビジネスなので、キーボードは作らない。)

 

Sps1


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