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2015年2月27日 (金)

研究開発アプローチ(2)

 

研究開発アプローチ(2)

過去の研究開発アプローチ

 

日本と米国(特にシリコンバレー)の研究開発アプローチの歴史を振り返ってみる。

1980年代の日本では、欧米の大手コンサルタントがポートフォリオ分析を導入して研究開発戦略を日本の企業に広めた。企業の現場では、R(研究)、D(開発)、E(エンジニアリング)、P(生産)といったフェーズ管理が取り入れられた。

 

同じ時期、シリコンバレーは創成期にあって、マイクロソフトやアップルが成長し、それに続くシスコ、オラクルなどシリコンバレーのロールモデルが誕生した。

 

バブル崩壊後の1990年代の日本では、組織に焦点をあてた研究開発マネジメントが取り入れられ、マトリクス組織での研究開発のアプローチが行われた。

この時期のシリコンバレーは、企業の数が増えて多くのベンチャー企業がIPO(株式公開)を目差した。

 

失われた10年後、2000年代になっても日本の半導体・エレクトロニクス産業の勢いは戻らず、韓国企業の台頭で、日本はグローバル戦略に遅れをとった。企業では、研究テーマに対してROIを求める傾向が強まったのもこの時期だった。

 

2000年代のシリコンバレーは、ITバブル崩壊で勢いを失った大企業が、ベンチャー企業を買収することで技術の獲得に動いた時期で、この頃からシリコンバレーのスタートアップのExit戦略は”IPO”から”Acquisition”に変った。Design Thinkingといった開発アプローチが生まれたのもこの時期だ。この時期のシリコンバレーのキーワードは、「ネット」、「ファブレス」、「ブランド力」だ。IoT (Internet of Things) という言葉も生まれた。

 

2008年のリーマンショックとその後の円高で米国企業が沈み込んでいる時期に、一部の日本企業は海外の優良ベンチャーの買収をおこない、その後の成功につなげている。

同じ時期、2010年以降の米国では、GoogleFacebookといったネット企業が大躍進をした。売上げのないスタートアップに何百億円という企業価値がつくこともある。現在のシリコンバレーのキーワードは、「Solopreneurs」、「Generativity」、「Exponential Changes」、「Humanity だ。

 

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次回は、シリコンバレーの現状をまとめてみる。

 

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