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2016年10月22日 (土)

シェアリング・エコノミー

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The Uberification Of Everything

 “Uberisation” とか “Uberification” という言葉を聴いたことがあるだろうか?つまり「UBER化」ということ。UBERの成功をみて、他のビジネスやサービスを同じようなプラットフォームで提供できるのではないかという考え方だ。これを総称してシェアリング・エコノミー(共有経済)という。カーシェアリングやクラウドファンディングなどもこれに含まれる。今では “Uberification of Everything” と言われている。(これは、IoTInternet of ThingsからInternet of Everythingと言われていることに習って同じ言い回しをしたものだ。)

世界をリードするディスラプティブなイノベーターの代表格は、Google, Amazon, Facebook, Testa などだが、今年一番の注目株はUBERだろう。

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“Uberification”の特徴は、しばしば誤って理解されている。スマホで探して、何回かのクリックで目的のサービスを手配できる便利な仕組み、という理解は実は間違っている。これだと、既存のタクシーやレストランの予約をスマホでするのと変わらない。

“Uberification”の本当の意味は、個人が所有しているモノ(車、ハサミとドライヤー、空き部屋、自転車など道具や空間)とその人の時間で、自分が使っていないときにそれをサービスとして提供して収入を得ることだ。UBERの場合は自分の車と時間を他人に提供している。UBERは利用者と提供者を直接結びつけるシステムを提供しているだけだ。UBERは個々のドライバーの管理はしていない。それぞれが自分の好きな時間に好きな場所で“UBER”になっている。

考えてみると、自家用車の稼働率はきわめて低い。通勤に使う場合でも1日にせいぜい2時間だ。買い物や週末のお出かけに使う車でも、走っている時間は平均すると1日に1時間程度しかないだろう。稼働率は4%だ。残りの時間は駐車場に止まっている。この時間を少しだけ使って、小額ではあるが収入が得られれば、生産性が増したことになる。

同様の考え方で、ヘアカット、家の掃除、ベビーシッター、犬の散歩などのサービスを提供できる可能性がある。さらに専門的な、車の修理、医者の往診、医者のリモート診察・相談、獣医なども考えられる。奇抜なところでボディーガードや通訳、あるいはピザの配達などもあるかも知れない。

 

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