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2016年11月27日 (日)

2017年の技術トレンド

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シリコンバレーを中心とする技術トレンドを毎年観察しているが、2016年は雑多な年だった。ドローンやApple Pay、自動運転、AIなど地味に進展しているものは多かったが、爆発的あるいは破壊的なイノベーションは無かったように思う。ポケモンGOで突発的にARが一般に普及したが、実用的な用途には至ってない。360°カメラやHDR-TVも爆発的な普及には至らなかった。2016年で最もHOTだったのはおそらくUBERだろう。これは既存のビジネスモデルに破壊的なダメージを与える要素を十分含んでいる。

では来年、2017年はどうなるだろう。先日、Gartner“2017年のトップ10技術トレンドを発表した。今年の混沌とした状態に比べると、来年のトレンドは極めてストレートな印象だ。特にトップ5は明確であり、説得力もある。その5つとは、以下の通り。

1.人口知能と機械学習

2.インテリジェント・アプリ

3.モノのインテリジエント 

4.VR/AR

5.Digital Twins

 

 

1. 人口知能(AI)と機械学習

ディープラーニングやニューラルネットワークが進歩して、将来はユーザーインターフェイスが自動になる。IBMのワトソンの利用も広がるだろう。

2. インテリジェント・アプリ

企業内の基幹システムがアプリに置き換わり、個人のスマホやスマートテレビのアプリがAIで複合化し、より直観的なUIとして機能するようになる。

3. モノのインテリジエント 

ロボット、ドローン、自動運転など。これもAIの進歩と普及によるところが大きい。

4. VR/AR

Oculus Rift やポケモンGOだけでなく、企業のシステムにVRARが使われるようになる。遠隔から専門家による作業指示や、教育・トレーニング、販促ツール、そして軍事と応用範囲は非常に広い。

5. Digital Twins

わかりにくい表現だが、ネットの世界とリアルの世界が近づくということ。Google Amazonがよりリアル世界に絡んできて、Walmartなどのリアル世界の販売店がよりネットに浸食してくる。そして、ネットとリアルがより一体化したサービスとして提供される。

 

ちなみに、GartnerTop10トレンドの後半は以下のようになっている。

6.Blockchain

7.Conversation Systems

8.Mesh App and Service Architecture 

9.Digital Technology Platform

10.Adaptive Security Architecture

 

 これらに加えて、UBERの亜種が増殖する ”Uberification of Everything” が加速する。詳しくはこのブログの前々回の記事 シェアリング・エコノミー を参照いただきたい。

 

 


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