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2017年7月 5日 (水)

センサ展が活況

700car_shop

久しぶりにセンサ関連の展示会に行ってみると、思いのほか盛況だった。先週シリコンバレーで開催された、2017 Sensors Expo & Conferenceだ。このイベント、以前はシカゴで開催されていて、4~5年前までは毎年参加していた。その頃はスマホの市場拡大でセンサ関連が活況だった。この2~3年は少し落ち着いた感じで、業界の再編も進んでいた。

今年の盛況は、自動運転に向けた期待が原因だろうと分析している。自動運転車は使用するセンサの種類も数も多く、センサ市場の拡大が期待されている。

自動車以外の用途も含めて、出展されていた中で特に気になったものをいくつか紹介する。

Sensors2017b


LedderTech
ソリッドステートLIDAR。去年のCESで初出展して話題になった会社。8ビーム、12ビームなどの種類が増えている。小型化が進み、価格も下がっているとの話。

OmniPresense
短距離レーダー (24GHz)で、5mとか10mの距離を測定(解像度は条件によって数cmも可)。用途は、室内の見守り(人の動き - 歩く、立つ、座る、倒れる、動かない、など)。自動車にも。価格は@$160前後

isorg
全有機でのフレキシブル指紋センサ。FlexEnableの有機TFTと組み合わせている。500dpi (50umピッチ)とかなり高精細。

NanoLambda (韓国)
小型分光光度計- nano-Spectrometer
plasmonic filterを使って小型化したのが特徴 - スマホにも組み込める
開発が完了し、去年から少量生産を始めた。
主な用途は、食品、農業、ヘルス、環境、照明の制御など

PST Sensors (南アフリカ)
Si半導体インクによる温度センサ
RFIDとの組み合わせやなど、バリエーションが増えている

Alta Devices
フィルム型GaAs太陽電池 - シングルジャンクションで28%の変換効率
現在の主要な用途は無人飛行機。自動車やモバイルなども狙っていきたい。

センサ業界は、以前は自動車が最大のユーザーだったが、スマホの登場でケタ違いの需要が生まれた。今後 AI、EV、AR、自動運転など、センサのニーズはますます増える。今回の Sensors Expo にもアルプス電気やオムロン、TDKなど日本のメーカーも多く出展していた。一方、欧米ではセンサ業界の再編が進み、新しいセンサ専門メーカーも登場している。競争は厳しいが、日本企業が躍進するチャンスもあるはずだ。

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