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2017年9月18日 (月)

見えてきた、2030年の技術社会(1)

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この10年でDisruptive Technology と言われるものが多数出現して、我々の生活を便利にしている。代表格は Google, Amazon, Facebook, Apple などだ。そして今、Uber、電気自動車、自動運転、人工知能、次世代モバイル通信の5Gなどが注目されている。

こういった個々のイノベーションをDisruptiveと呼ぶことはできるが、本当の変革はそれらのイノベーションが融合して爆発的な変化を起こすことにある。具体的な例を挙げると、自動車業界のパラダイムシフト、地域社会のエネルギーインフラ、情報コンテンツの消費形態などがある。

コンサルタントの仕事をする中で見えてきた、今後の10年のイノベーションの形を、何回かのシリーズで解説してみたい。

見えてきた、2030年の技術社会 ~イノベーションからフュージョンへ~ 第1回

自動車業界のパラダイムシフト(前編)

自動車関連における Disruptive Technologies はもちろん電気自動車 (EV)と自動運転だ。しかし、そこには人工知能(AI)、コネクテッドカー (V2V/V2X)、5G、Augmented Reality (AR)、センサーフュージョンなど多数の次世代技術が有機的に融合されている。

数か月前にサンフランシスコの南にあるTeslaの工場を見学する機会があった。秘密保持契約にサインしたうえでの見学なので、具体的なことは公表できないのだが、多くの工程でロボットによる組み立て作業が導入され、ワーカーの数は極端に少ない。これを可能にする最も大きな要因は電気自動車 (EV)であることだ。EVにはエンジンもトランスミッションも排気管もガソリンタンクもない。シンプルな構造のシャーシにバッテリーパックを敷き詰めれば、平らな床のベースができる。そこにモーターとシャフト、タイヤを取り付けて、あとはシートやボディを載せればよい。

EVは自動運転のためのプラットホームになる。GoogleやApple、UberといったIT分野の会社が自動運転を手掛けているのは、プラットホームとなる車体よりも、それをコントロールするシステムの方が付加価値が高いと踏んでいるからだ。システムは一つ作れば100万台でも1000万台でもコピーできる。

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 今年アメリカで販売されている電気自動車

センサーフュージョンや5G、V2V/V2Xなどは自動運転のベースになる技術として開発されており、AIのDeep Learning の情報源となる。

実際に、現行のTesla MoselS には8台のカメラと1台のレーダー、そして車体の周囲に超音波センサを装備しているが、8台のカメラのうち使っているのは2台のみだという。Teslaによると、搭載されている全てのセンサーを使うことでLevel3の自動運転が可能だが、現状の交通法規では自動運転が許可されていないので使っていないだけという。法規面で可能になった時点で、ユーザーの要望があれば自動運転の機能をアクティベーションできる。

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