見えてきた、2030年の技術社会 ~イノベーションからフュージョンへ~ 第5回
見えてきた、2030年の技術社会 ~イノベーションからフュージョンへ~ 第5回
情報コンテンツの消費形態(前編)
夏の終わりに日本に出張したときに、久しぶりに家電量販店のテレビ売り場を覗いてみた。驚いたのは、売っているテレビが全部4Kだったこと。HD(フルハイビジョン)のテレビは1台もない。店員に尋ねたら、HDだと画素の粗さが目立って苦情が多いので、メーカーが4Kモデルにシフトしたのだそうだ。
う~ん、日本の家の広さだとそうなるのかもしれないと、勝手に納得した記憶がある。アメリカでも、半分以上は4Kになっているが、まだHDモデルも売っている。50インチ超えの大画面になれば確かに画素の粗さは目立つが、広いリビングで離れてみれば特に問題はない。それよりも値段が安いほうがよい人たちもいる。
もう一つ、日本の量販店で驚いたことは、OLED TV のメーカーが多いことだ。アメリカでOLED TVを売っているのはLGだけだ。日本では、シャープ以外のほぼ全メーカーがOLED TVを発売している。どのメーカーも使っているOLEDパネルはすべてLG製だが、ユーザーの選択肢が増えるのは良いことなのだろう。
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