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2017年11月24日 (金)

見えてきた、2030年の技術社会 ~イノベーションからフュージョンへ~ 第5回

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見えてきた、2030年の技術社会 ~イノベーションからフュージョンへ~ 第5回

 

情報コンテンツの消費形態(前編)

 

 

夏の終わりに日本に出張したときに、久しぶりに家電量販店のテレビ売り場を覗いてみた。驚いたのは、売っているテレビが全部4Kだったこと。HD(フルハイビジョン)のテレビは1台もない。店員に尋ねたら、HDだと画素の粗さが目立って苦情が多いので、メーカーが4Kモデルにシフトしたのだそうだ。

 

う~ん、日本の家の広さだとそうなるのかもしれないと、勝手に納得した記憶がある。アメリカでも、半分以上は4Kになっているが、まだHDモデルも売っている。50インチ超えの大画面になれば確かに画素の粗さは目立つが、広いリビングで離れてみれば特に問題はない。それよりも値段が安いほうがよい人たちもいる。

 

もう一つ、日本の量販店で驚いたことは、OLED TV のメーカーが多いことだ。アメリカでOLED TVを売っているのはLGだけだ。日本では、シャープ以外のほぼ全メーカーがOLED TVを発売している。どのメーカーも使っているOLEDパネルはすべてLG製だが、ユーザーの選択肢が増えるのは良いことなのだろう。

 

 売っているテレビはすべて4Kだが、4Kの受信機は搭載されておらず、すべての4KテレビにはフルハイビジョンのTVチューナーが内臓されている。実は、日本ではまだ4Kの放送は始まっていない。というか、世界で4Kのテレビ放送を計画しているのは、日本と韓国しかない。しかも、日本の4K放送の計画は毎年のように使用する衛星を変更して、CS衛星を使ったりBS衛星を使ったり、さらに同じ衛星でも偏波の方向を変えている。つまり、衛星や偏波方向を変える度に、それに対応した4KTVチューナーが必要になる。今年使っているチューナーが来年は使えなくなるという状況が今後数年続くワケだ。総務省がなぜこんな計画をつくったのか理由は知らないが、なんとも面倒な話だ。

 

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